圧着DMが有効な理由

圧着DMが有効な理由

ダイレクトメールを送る目的


ダイレクトメールとは、主に個人や企業宛てに送られる広告や案内のことを指し、アルファベットでDMと略されます。不特定多数にばらまかれるチラシなどとは違い、特定の顧客をターゲットにすることができる効率的な宣伝の手法として知られています。ハガキや封書などが定番ですが、中には透明フィルムの封筒を使ったものやうちわの形状をしたものなど、その種類はさまざまです。それぞれメリットやデメリットがありますが、目的に合わせて送ることで売り上げや集客の向上に繋がります。
レスポンス率の高いダイレクトメールを送るためには、顧客名簿などから目的に合った送付先をピックアップする必要があります。例えば小さな子どもがいる子育て世帯には、ベビー用品や幼児を対象にしたおもちゃなどの広告、中学生や高校生のいる家庭なら、塾や予備校の案内を送るなどニーズに合わせて送付することが重要です。また商品を購入してくれた顧客に対して、感謝の意を示すサンキューレターとしてダイレクトメールを送付することで、顧客関係の維持やリピート率のアップにつながります。
既存の顧客以外に、まだ一度も商品購入などの取引がない見込み客にダイレクトメールを送ることもあります。主にサービスや商品を認知してもらうことが目的なので、レスポンス率は高くはありません。成約にまで至る可能性は低くても、企業のイメージアップや市場調査の役割を果たすこともあり、ダイレクトメールを送る目的はある程度達成されているわけです。特に顧客以外の人に送る場合は、ハガキタイプか圧着DMがおすすめです。なぜなら興味のない商品でも、わざわざ開封しなくても情報が目に入ってくるからです。

圧着DMのメリット


剥がして中身を確認するようになっているダイレクトメールを圧着DMといいます。専用のニスや糊で用紙を圧着するため、普通のハガキに比べて2倍以上の情報を記載することができるのが圧着DMのメリットの一つです。真ん中で2つに折ったV折なら、送付先の住所や名前を書く面を除くと、普通のハガキの3倍、N折なら5倍の情報量になります。ハガキには載せきれない商品の細かい仕様や、詳しいキャンペーンの内容などを記載することができます。また個人情報や契約内容など他人に知られたくないことは、中面に記載することで気密性が保持されます。
また圧着DMは中身が見えないので、何が書いてあるのか見てみたいという心理的効果が期待できます。封筒は開封する手間がかかるので、送ってきた企業名だけ確認して興味がなかったらそのまま開かないということもあります。簡単に剥がすことができる圧着DMなら封書のダイレクトメールに比べて開封率も高くなります。
ネット注文で圧着DMを取り扱っている企業も増えていますが、その中にはダイレクトメールの製作から宛名印刷、エンドユーザーへの発送代行まで一手に引き受けてくれるところもあります。データを入稿するだけで一つの企業がすべて請け負ってくれるので、情報漏えいの心配も格段に少なくなります。ワンストップで発送までできるということは、納期の短縮にもつながります。また一度に大量のダイレクトメールを送ったり、カスタマーバーコードを印刷したりすれば、郵便料金も割安になる制度があります。そのためには定形郵便であること、料金を別納か後納にすることなどの条件があるので、事前に確認する必要があります。

ダイレクトメールを有効活用する


ダイレクトメールはマーケティング施策としては古典的な手法です。インターネットが広く普及した現在、ウェブサイトやSNSを利用した経営戦略が主流となりつつありますが、現実には多くの企業がダイレクトメールを利用しています。その理由は、ターゲットを絞って必要な情報をピンポイントで届けることができるという意味で、とても効率的だからです。また封筒なら開封、Eメールならクリックする手間がかかりますが、ハガキや圧着DMならエンドユーザーの興味を引きやすいということも考えられます。
一人ひとりの顧客に合わせて、印刷する内容を変えることをバリアブル印刷と言います。最も一般的なバリアブル印刷は送付先の住所や名前です。そのバリアブル印刷と圧着DMの組み合わせは相性がよく、レスポンス率を上げる有効な方法です。メッセージやパスワード、担当者名などの可変情報を中面に印刷することにより、特別感を演出できることが理由のひとつです。顧客のニーズや購買傾向を分析し、一人ひとりに訴求力の高いダイレクトメールを送付することは、販売を促進するための重要な戦略と考えられます。
インターネットと連携することも可能です。例えばダイレクトメールを見て商品やサービスに興味を持った人に、もっと詳細な情報を届けることで購買意欲を高めることができる場合もあります。そのためにはスマートフォンで二次元コードを読み込むことで、ウェブサイトに簡単にアクセスできるようにすると効果的です。顧客が何に興味を持ちクリックしたかなどの情報がデータベースとして蓄えられていくことで、今後の販売戦略の方向が決まることもあります。そのためにもダイレクトメールを送ることは、顧客関係を良好に保ち、売り上げをアップする重要な手段です。