このページでは、圧着DM(ダイレクトメール)について以下の内容がわかります。
1.圧着DMとは?仕組みと基本を解説
2.圧着DMの5つのメリット
3.圧着DMの種類と折り方
4.圧着DMの郵便料金
5.圧着DMの圧着加工の種類
6.圧着DMの活用事例【業界別】
7.圧着DMの制作・発注の流れ
8.小松総合印刷の圧着DM印刷の強み
9.よくある質問
圧着DMは、折り畳んだ紙面を特殊な加工で貼り合わせ、受け取った方がめくって開封するタイプのダイレクトメールです。通常のハガキや封書に比べて、多くの情報を低コストで届けられることから、販促・通知・キャンペーン案内など幅広い用途で使われています。
この記事では、圧着DMの仕組み・種類・郵便料金・圧着加工の違い・業界別の活用事例まで、発注前に知っておきたい情報を網羅的に解説します。
圧着DMとは?仕組みと基本を解説
圧着DMの仕組み(圧着加工の原理)
圧着DMとは、印刷した紙面の内側に特殊なニスや糊を塗布し、折り畳んだ状態で熱と圧力をかけて貼り合わせたダイレクトメールです。
貼り合わせた面は、手で簡単にめくって開封できます。一度剥がすと再び貼り合わせることはできないため、「届いた本人だけが中身を見る」というセキュリティ性を備えています。
封筒に入れる必要がないため、封入・封緘の工程が不要になり、コスト削減と納期短縮の両方を実現できる点も大きな特長です。
圧着DMと通常DMの違い
通常のDM(封書DM)は、印刷物を封筒に入れて郵送します。一方、圧着DMは封筒を使わず、紙面自体を折り畳んで圧着するため、以下のような違いがあります。
| 比較項目 | 圧着DM | 封書DM |
|---|---|---|
| 封入作業 | 不要 | 必要 |
| 情報量 | 折り面数に応じて拡大(最大6面以上) | 封入物次第 |
| 郵送コスト | はがきサイズなら85円 | 定形84〜110円 |
| 開封率 | 高い(めくる行為が自然) | やや低い |
| セキュリティ | 中面が隠れる | 封筒で保護 |
| 印象・インパクト | めくる体験で記憶に残りやすい | 一般的 |
圧着DMと圧着ハガキの違い
「圧着DM」と「圧着ハガキ」は混同されがちですが、厳密には以下の違いがあります。
- 圧着ハガキ:はがきサイズ(100×148mm)に仕上がるもの。第二種郵便物として1通85円で郵送可能。
- 圧着DM:圧着ハガキを含む、圧着加工されたダイレクトメールの総称。A4・B4などの大判サイズや、定形封書サイズも含みます。
つまり、圧着ハガキは圧着DMの一種です。本記事では、はがきサイズから大判サイズまで、圧着加工されたDM全般を「圧着DM」として解説します。
圧着ハガキについてさらに詳しく知りたい方は「圧着ハガキ印刷の詳細ページ」をご覧ください。
圧着DMの5つのメリット
圧着DMが多くの企業・団体に選ばれる理由を5つご紹介します。
1. 限られたサイズで多くの情報を届けられる
圧着DMは、折り畳むことで通常の2倍〜6倍の情報面積を確保できます。たとえば、V折り(2つ折り)のはがきサイズなら、通常ハガキの約2倍の面積に情報を掲載可能。Z折り(3つ折り)なら約3倍です。
はがきの郵送料金(85円)のままで、チラシ1枚分に相当する情報量を届けられるのは、圧着DMならではの大きな強みです。
2. 開封率が高い
圧着DMは「めくって開ける」という動作を自然に促します。貼り合わされた面を見ると、「中に何が書いてあるのだろう」という好奇心が生まれるため、通常のDMに比べて開封率が高い傾向にあります。
一般的な封書DMの開封率が10〜30%と言われる中、圧着DMは高い開封率を期待できます。せっかく印刷・郵送したDMが開封されないという無駄を防げるのは、大きなメリットです。
3. 郵送コストを抑えられる
はがきサイズの圧着DMは、第二種郵便物として1通85円で郵送できます。封書DM(定形郵便物84〜110円)と同等以下のコストで、封書以上の情報量を届けられます。
さらに、一度に2,000通以上を差し出す場合は「広告郵便」の割引制度が利用でき、最大44%の郵便料金割引を受けられます。大量発送になるほど、圧着DMのコストメリットは大きくなります。
4. セキュリティ・プライバシーに優れる
圧着DMの中面は貼り合わされているため、第三者が内容を見ることができません。そのため、以下のような個人情報・機密情報を含む郵送物にも安心して利用できます。
- 保険・金融の契約内容や明細
- 健康診断・検診の結果通知
- 会員ポイントの残高通知
- クーポンコードやシリアルナンバー
一度めくると再密着できないため、「開封されたかどうか」も一目で判別可能です。
5. バリアブル印刷で顧客ごとに内容を変えられる
圧着DMは、バリアブル印刷(可変データ印刷)と組み合わせることで、1枚ずつ異なる内容を印刷できます。
- 顧客名・住所の宛名印字
- 個別のクーポンコードやQRコード
- 過去の購入履歴に基づくおすすめ商品
- ポイント残高・契約更新日などの個人データ
「全員に同じDMを送る」のではなく、「一人ひとりに最適化されたDMを送る」ことで、反響率を大幅に向上させることができます。小松総合印刷は、バリアブル印刷の実績が豊富で、Excelデータからの差し込み印刷にも対応しています。
圧着DMの種類と折り方
圧着DMにはさまざまな折り方があり、用途や情報量に合わせて最適な形状を選べます。
V折り(2つ折り)圧着DM
紙面を2つに折り畳む、最もシンプルな圧着DMです。
| 情報面数 | 4面(表裏2面+圧着中面2面) |
|---|---|
| 仕上がりサイズ | はがきサイズ(100×148mm) |
| 郵便種別 | 第二種郵便物(85円) |
| おすすめ用途 | セール告知、キャンペーン案内、クーポン配布 |
コンパクトで低コスト。初めて圧着DMを導入する方にもおすすめの定番タイプです。
V折り圧着ハガキの詳細は「V折り圧着ハガキのページ」をご覧ください。
Z折り(3つ折り)圧着DM
紙面をZ字型に3つに折り畳む圧着DMです。V折りの約1.5倍の情報量を掲載できます。
| 情報面数 | 6面(表裏2面+圧着中面4面) |
|---|---|
| 仕上がりサイズ | はがきサイズ(100×148mm) |
| 郵便種別 | 第二種郵便物(85円)※重量6g以下の場合 |
| おすすめ用途 | 商品カタログ、料金表、詳細なサービス案内 |
はがき料金のまま、チラシ1枚分に相当する情報を届けられるため、コストパフォーマンスに優れた人気タイプです。
L折り(往復はがき付き)圧着DM
圧着面に加えて、返信用はがきが付いたタイプです。受け取った方がそのまま返信できるため、申込・回答の回収に最適です。
| 情報面数 | 圧着中面+返信はがき面 |
|---|---|
| 仕上がりサイズ | 往復はがきサイズ |
| 郵便種別 | 往復郵便はがき(170円) |
| おすすめ用途 | アンケート回収、イベント出欠確認、注文受付 |
大判圧着DM(A4・B4サイズ)
はがきサイズでは情報が収まりきらない場合に最適な、A4やB4仕上がりの大判圧着DMです。
| 情報面数 | 4〜6面以上 |
|---|---|
| 仕上がりサイズ | A4(210×297mm)、B4等 |
| 郵便種別 | 第一種郵便物(定形外) |
| おすすめ用途 | 不動産物件案内、保険商品比較、大型カタログDM |
広い紙面を活かして、写真・図表・グラフなどを大きく掲載できます。不動産や保険など、ビジュアルで訴求したい業界で多く使われています。
大判DMの詳細は「大判DM印刷のページ」もご参照ください。
その他の特殊タイプ
小松総合印刷では、上記の定番タイプに加えて、以下のような特殊な圧着DMにも対応しています。
- 10面封書圧着DM — 封書サイズに最大10面の情報を詰め込んだタイプ
- BOOK型圧着DM — 冊子のように複数ページをめくれる形状
- 両観音折り圧着DM — 左右から開く観音開きスタイル
- 型抜き圧着DM — 角丸や特殊な形状にカットした圧着DM
「こんな形の圧着DMは作れる?」というご相談もお気軽にどうぞ。
圧着DMの郵便料金
圧着DMの郵送コストは、仕上がりサイズと重量によって決まります。
はがきサイズ(第二種郵便物・85円)
V折り・Z折りの圧着DMで、仕上がりサイズがはがき(100×148mm)に収まるものは、第二種郵便物として1通85円で郵送できます。ただし、重量が6gを超える場合は第一種郵便物扱いとなりますのでご注意ください。
定形サイズ(第一種郵便物・110円〜)
長3サイズ(120×235mm)などの定形郵便に収まる圧着DMは、第一種郵便物として1通110円で郵送できます(25g以内)。はがきサイズより情報面積が広く、コストとのバランスに優れたサイズです。
定形外サイズ(A4大判など)
A4やB4などの大判圧着DMは、定形外郵便物として郵送します。料金は重量に応じて変わります。
| 重量 | 料金(規格内) |
|---|---|
| 50g以内 | 140円 |
| 100g以内 | 180円 |
| 150g以内 | 270円 |
広告郵便割引でさらにコスト削減
2,000通以上をまとめて差し出す場合、「広告郵便」の割引制度を利用できます。割引率は通数に応じて最大44%。大量の圧着DMを発送するほど、1通あたりの郵送コストを大幅に削減できます。
小松総合印刷では、広告郵便の申請手続きや郵便局への差し出し代行も承っています。
圧着DMの圧着加工の種類
圧着DMの加工方法にはいくつかの種類があり、それぞれ仕上がりの質感やコスト、対応ロットが異なります。
UVニス圧着(最も一般的)
接着面にUV硬化型ニスを塗布し、熱と圧力をかけて貼り合わせる加工方法です。小松総合印刷でも主力として採用しています。
- 仕上がり:ニス面に光沢があり、印刷が鮮やか
- 対応ロット:小ロットから大ロットまで柔軟に対応
- コスト:標準的
- 特長:多くの印刷会社で採用されている安定した加工方法
フィルム(PP)圧着
接着面にPP(ポリプロピレン)フィルムを貼り合わせる加工方法です。
- 仕上がり:フィルムならではの高級感・光沢感
- 耐久性:ニスより高い(水濡れにも強い)
- コスト:UVニスよりやや高め
- 特長:高級感のあるDMを作りたい場合に最適
先糊圧着
印刷前の用紙にあらかじめ糊を塗布しておく加工方法です。
- 対応ロット:大ロット(数万枚〜)向き
- コスト:大量印刷時にコストメリットが出やすい
- 特長:専用の糊塗布済み用紙を使用するため、小ロットには不向き
ふち糊圧着(封筒型)
紙面の3辺(ふち)に糊を塗布して封筒のように閉じる加工方法です。中面全体が糊面にならないため、封入物を挟むことも可能です。
- 仕上がり:A4等
- 郵便種別:第一種郵便物扱い(はがき料金は不可)
- 特長:封筒型の見た目で、圧着加工の便利さを兼ね備えたタイプ
圧着DMの活用事例【業界別】
圧着DMは業種を問わず幅広く活用されています。ここでは、代表的な業界ごとの活用事例をご紹介します。
不動産業 — 物件案内・オープンハウス告知
大判圧着DM(A4サイズ)を使い、物件の写真・間取り図・価格を大きく掲載。中面に地図・設備一覧・ローンシミュレーションなどの詳細情報を盛り込み、1通で物件の魅力を余すなく伝えられます。
バリアブル印刷を組み合わせれば、顧客の希望条件(エリア・予算・間取り)に合った物件を個別にピックアップして送付することも可能です。
保険・金融業 — 契約更新通知・明細送付
圧着DMのセキュリティ性を活かし、契約内容・保険料・満期日などの個人情報を安全に郵送できます。バリアブル印刷で顧客ごとの契約データを差し込み、全員異なる内容の通知を一括で印刷・発送可能です。
小売・EC — セール告知・クーポン配布
V折り圧着DMでセール情報を送り、中面に個別のクーポンコードやバーコードを印刷。バリアブル印刷と組み合わせることで、購入履歴に基づいたおすすめ商品や、顧客ごとに異なる割引率のクーポンを送ることもできます。
「めくると割引クーポンが出てくる」という開封体験は、反響率アップに直結します。
自治体・公共機関 — 検診案内・税務通知
健康診断・がん検診の案内、納税通知、介護保険料の通知など、自治体からの郵送物にも圧着DMは多く使われています。個人情報の保護が必要な通知に最適で、はがきサイズなら1通85円とコストも抑えられます。
教育・スクール — 入学案内・キャンペーン告知
学習塾・語学スクール・通信教育の入学キャンペーン案内に、Z折り圧着DMが効果的です。表面でキャッチコピーを訴求し、中面にコース一覧・料金・特典・申込方法をまとめて掲載。1通で「興味喚起→詳細理解→申込」まで完結できます。
圧着DMの制作・発注の流れ
小松総合印刷では、圧着DMの制作から発送まで一貫して対応しています。
STEP 1:お問い合わせ・ヒアリング
まずは、ご希望の圧着DMの仕様(サイズ・折り方・部数・納期)をお知らせください。お電話(0265-72-3129)またはお問い合わせフォームから承ります。
用途や予算に合わせて、最適なサイズ・折り方・加工方法をご提案します。「どの種類がいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。
STEP 2:お見積もり・仕様確定
ヒアリング内容をもとに、印刷費・加工費・郵送費を含めたお見積もりをご提示します。仕様が確定したら、制作に進みます。
STEP 3:デザイン・データ作成
デザインデータをお持ちの場合は、完全データでのご入稿を承ります。データ作成からご依頼いただくことも可能です。
バリアブル印刷の場合は、差し込みデータ(Excel・CSV形式)もあわせてご準備ください。データの作り方がわからない場合も、サポートいたします。
STEP 4:印刷・圧着加工・宛名印字
オフセット印刷またはデジタル印刷で本紙を印刷し、圧着加工を施します。バリアブル印刷の場合は、宛名・個別データの印字も同時に行います。
STEP 5:発送代行
印刷・加工が完了した圧着DMを、郵便局への差し出しまで一括で代行します。区分作業や広告郵便の申請手続きもお任せください。
完全データ入稿の場合、最短3〜4営業日で出荷可能です。
こんなお悩みはありませんか?
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お電話でのご相談:0265-72-3129(平日 9:00〜17:00)
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よくある質問
圧着DMは何枚から注文できますか?
小ロットから大ロットまで、ご要望に応じて対応しています。まずはご希望の部数をお知らせください。テスト発送として少量からスタートし、反響を見て増刷することも可能です。
圧着DMの納期はどのくらいですか?
完全データ入稿後、最短3〜4営業日で出荷可能です。部数・仕様・工場の稼働状況によって変動しますので、お急ぎの場合は事前にご相談ください。
圧着DMにバリアブル印刷(可変データ印刷)はできますか?
はい、対応可能です。顧客名・住所の宛名印字はもちろん、個別のクーポンコード・QRコード・バーコード・シリアルナンバー・商品画像など、1枚ずつ異なるデータを印刷できます。差し込みデータはExcelやCSV形式でご入稿いただけます。
圧着DMのデザインも依頼できますか?
はい、デザインから印刷・発送までワンストップで対応しています。もちろん、お客様が作成された完全データでのご入稿も歓迎です。
圧着DMと封書DM、どちらがコスト的に有利ですか?
はがきサイズの圧着DMなら1通85円で郵送でき、封書DM(定形84〜110円)と同等以下のコストです。さらに、封入・封緘の作業工程が不要なため、印刷コストも含めたトータルコストでは圧着DMが有利になるケースが多くあります。
圧着DMの無料サンプルは請求できますか?
はい、V折り・Z折り・大判など各種サンプルを無料でお送りしています。紙の厚さや圧着の剥がしやすさ、印刷の仕上がりを実物でご確認いただけます。お気軽にお申し込みください。
宛名印字や発送代行も対応していますか?
はい、対応しています。宛名データをお預かりして印字・区分け・郵便局への差し出しまで一括対応いたします。広告郵便の割引申請手続きも代行可能です。

