バリアブル印刷(可変印刷)は、データに基づいて印刷内容を変更できる技術で、様々なビジネス用途で活用されています。この記事では、バリアブル印刷の事例やアイデアを紹介し、その効果やメリットを解説します。
宛名印刷
はがきや封筒の宛名印刷
![](https://i0.wp.com/www.ko-ma-tsu.co.jp/Komatsu_General_Printing/wp-content/uploads/3534870_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
バリアブル印刷の一般的な例として、はがきや封筒の宛名印刷が挙げられます。郵便番号、住所、会社名、氏名などは1人1人異なるため、エクセルデータからバリアブル印刷を利用して宛名を印刷することができます。
年賀状や挨拶状の宛名印刷
ビジネスで大量の取引先へ送る年賀状や挨拶状の宛名印刷もバリアブル印刷の一例です。役職や連名、住所の長さに応じて印刷スタイルを変更できるため、個々に合わせた印刷を実現できます。
ナンバリング・シリアルコード
くじ・チケット・クーポンのナンバリング
![](https://i0.wp.com/www.ko-ma-tsu.co.jp/Komatsu_General_Printing/wp-content/uploads/d8a7a8f4ebbbaa0ec905a3d3a062d276_t.jpeg?resize=452%2C340&ssl=1)
くじやチケット、クーポンの当選番号にはユニークな番号を割り振る必要があるため、バリアブル印刷を利用して印刷することが一般的です。また、バーコードやQRコードを印刷することも可能です。
名刺や名札のQRコード
![定番の名刺にはQRコードのバリアブル印字がおすすめです。](https://i0.wp.com/www.ko-ma-tsu.co.jp/Komatsu_General_Printing/wp-content/uploads/591cfde8f7c6d77c2d7fee34936088e9-e1614397414432.jpg?resize=700%2C207)
名刺や名札に、社員情報を簡単に読み取れるQRコードを印刷することが増えてきています。QRコード印刷は、個別に異なる内容をプリントする必要があります。バリアブル印刷を利用すれば、1枚ごとに異なる情報を印刷することができます。
ダイレクトメール (DM)
顧客情報に基づくDM
顧客の購買データやEC閲覧データをもとに、顧客に合った商品やサービス内容を印刷して販促活用することができます。バリアブル印刷を活用することで、効果的なダイレクトメールが作成でき、開封率や回収率が向上することが期待できます。
ベントやセミナーの出席者向けDM
イベントやセミナーの出席者に向けたDMでは、出席率を高めるために、個別に受講内容や接続先が書かれたDMを送ることができます。バリアブル印刷を利用すれば、効果的なDMが作成できます。
個別指導塾の成績表・教材など
![](https://i0.wp.com/www.ko-ma-tsu.co.jp/Komatsu_General_Printing/wp-content/uploads/graph0011.jpg?resize=740%2C296)
個別指導塾では、バリアブル印刷を活用して、生徒のレベルに合わせた個別成績表やテキストを作成し、レベルアップや苦手の克服に使用しています。バリアブル印刷を活用することで、効果的な教材が作成できます。
オリジナル絵本
親子や孫の名前を主人公にしたオリジナル絵本を作成することができます。バリアブル印刷を利用すれば、世界に一つだけの絵本が作成でき、特別なプレゼントとなります。
カタログ
![ページ数の多い冊子を送るのではなく、お客様に合わせて厳選された情報をお送りする方が効果的です。カラーでのバリアブル印刷もおまかせください。](https://i0.wp.com/www.ko-ma-tsu.co.jp/Komatsu_General_Printing/wp-content/uploads/9026dc6e66a4c61a76230c6a866ac1db-e1614227936108.jpg?resize=700%2C323)
顧客の嗜好性をアンケートなどで調査し、興味のある内容・情報だけを提供するパーソナルカタログを作成することができます。バリアブル印刷を活用することで、顧客満足度を向上させ、購買意欲を高める効果が期待できます。
POP・チラシ
チラシで使用したパーツデータを元に、データベースと連動してPOPや店内ディスプレイの印刷を簡単に実現できます。さらに、QRコードなどをバリアブル印刷することで、付加価値の高いものが作成できます。
エクセルデータを活用した印刷連携
バリアブル印刷の元になるデータは、エクセル(csv)を利用します。また、新規で作成する場合も、エクセルで簡単に作成できます。エクセルの行(横列)にバリアブルの種類、列(縦列)にバリアブルの内容を入力し、印刷会社にお任せするだけで、1つ1つがオンリーワンの印刷物が作成できます。データ作成時の注意点はこちらをご参照ください。
オンデマンド印刷とオフセット印刷の違い
オンデマンド印刷は、必要な分だけ印刷する方法で、バリアブル印刷に適しています。対して、オフセット印刷は、大量に同じデザインの印刷物を作成することに長けています。また、オンデマンド印刷は、印刷デバイスとクラウドシステムを直接連携させることが可能で、効率的に印刷物を作成できます。
バリアブル印刷は、ビジネスアプリケーションにおいて幅広い活用が可能です。アイデア次第で、効果的な販促やサービス提供が実現できます。エクセルデータを活用し、印刷会社と連携することで、オンリーワンの印刷物が作成できることを覚えておきましょう。